に、行って来た。
通常我が家の旅行は、宿泊先や食事は予め入念に調べて予約を入れ、絶対に失敗したくない風の、ダンナ的性格の強いものなんだけど、今回は予約していたのは一日目の旅館と夕食、そして翌日のお昼のみで、あとは成り行きで決めるという、どちらかというと私寄りな旅行だった。
特に見たいものがあったわけでも無く、ただ、冬の金沢と京都を散歩でもするか、ぐらいの感じで行き、実際その通りにただただぶらぶらしていたので、別に面白い写真もありませんが、以下、3泊4日の旅行の記録です。
・・・実は私、今年金沢3回目。
行きは越後湯沢回りで金沢へ。
春に通った時も、新潟〜富山あたりは雪が残っていたけど、今回すでに雪景色だった。
天気予報では石川も暴風雪だったから、金沢もこんなかしら、と思っていたら、そのうち車窓から雪も消えて、時々青空も見えたりして金沢到着。
来年3月からだっけ、北陸新幹線が開通するので、ちょっと盛り上がってたよ。
(新幹線乗り場の階段に赤絨毯が敷いてあった。)
着いてすぐ名鉄エムザ裏にある寿司屋でお昼ご飯を食べ(ここは美味しかった!)、その後、町をふらふらしているうちにすぐに薄暗く寒くなって来たので、まずは泊まる予定の旅館の、
浅野川を挟んだ向かいにある銭湯に行って温まってから一度旅館に入り、身支度して、旅館の並びのお料理屋さんで夕飯。
やっぱりこの時期の金沢は魚介類が大変美味しい。もちろん刺身もおいしいけど、お料理された魚がどれも美味しくて、また大満足。
この、旅館、銭湯、お料理屋、の三角コースはお勧め。
翌日は犀川方面を散策して、お昼は犀川沿いのフレンチで。
金沢は和食だけでなくフレンチも美味しい、かも、と思ってます。
ただこの店では、隣の席の常連さんらしきお客さんの大声の話し声にアタって、いまいち楽しめなかったけど。
午後は新堅町とか片町とかを散策して、雪も本格的になって来たし、
早めに適当な居酒屋で食事をして、
7時頃のサンダーバードに乗って京都に移動した。
京都に着いたのはもう遅かったし、ちょっと泊まるだけだし、いい機会なので駅前の京都タワーホテルに泊まってみた。
そしたらここが意外にリラックス出来て気に入りました。
何がいいって、地下に大浴場があるのがいい。宿泊客は400円で利用出来る。
その日はもうお風呂の営業時間が終わっていたので、選挙関連番組を見ながらさっさと寝て、翌朝お風呂に入りました。が、朝から意外に混んでいて、ちょっと不機嫌になってしまった。
駅前の小川コーヒーでモーニングを食べ(モーニングを食べるなら三条あたりの繁華街の小川コーヒーの方がいいよ。)、この日は岡崎方面を散策。
岡崎といえば、我が家的にはチョコレート屋さんなのですが、最近ここでランチも提供しているという噂を聞き、また行ってみた。
他にお客さんもいなかったのでここは写真があります。
サーモンソテーを注文するとまず出て来たのはこのオードブル。
メニューには書いてなかったじゃん。
でもやけに美味しかった。
次に、スープ、自家製と思われるパンが続き、(これもメニューに書いてなかった、はず)
最後にサラダとともに出て来たメインがこれ。
凄いボリュームに驚いたが、さらに驚くべきことは、このフィットチーネの下にご飯が隠れていること。さすがに食べ切れなかった。
美味しく楽しく食べられたのでお勧めですが、ランチ時でもこちらから言わなければ、普通にチョコレート等のお菓子メニューしか出て来ない。(私たちはそうだった。)
だからといってランチを出したくないわけではなさそうで、もちろんこれもメニューに無いがビールもある。キンキンに冷やしたグラスも用意されている。
不思議な店です。
少し前に朝日新聞でカールスモーキーが紹介してたので、いまや大繁盛の店になっているかも、と思っていたがそうでもなかった。
古い民家を使っていて、
家の中で犬やネコが寝ているチョコレート屋、という乙女ごころをくすぐるアイテム満載なのですが、おしゃれ、とはほど遠い、むしろちょっと「すっとこ」な感じで私は気に入っています。
その後、ちょうど15日だったので百万遍知恩寺の手作り市へ。
もう何年も前に一度来たことがあったけど、こんなだったかなぁ、と思うほど、多くの店舗が出ていて驚いた。
イメージ的には東寺の月の初めの骨董市くらいの規模。分る?
それが全部手作りさんのお店って、確かに見て回るのが楽しい。
すでに3時を過ぎていたのでそれほどちゃんと見て回れなかったけど、何か買いたい、と思わせる市だった。
それからまた歩いてうろうろして、夜はイタリアンへ。
そこも評判はいいようなんだけど、なーんか最近油ギトギトなものを食べつけていなかったので、前菜の盛り合わせに含まれるオリーブオイルだけで、もうお腹いっぱいになってしまって、ちょっと苦しかった。美味しかったんだけど、その日の私にはもったいなかった。
その日に泊まったのは古い町屋を使った旅館。
久しぶりに、「お風呂早く入りなさーい。」って、怒られるような感じが(実際には「お風呂温かいうちにどうぞ」って2度ほど階下から声をかけられた、ということなんですけど。)
とても新鮮で良かった。
我々はいつも勝手に生活していて、お風呂なんか真夜中過ぎにやっと入るようなダメダメ夫婦なのでね。
こんな素敵なお宅。
我々にはよくあることですが、この日の宿泊客は私たちのみ。
その次の日は一乗寺方面の散策。
京都に行ったら是非食べに行きたいと言っていたキャロットケーキを出す喫茶店がこのあたりにあって、そこも寄って来た。
美味しかった。写真無いけど。
自分で作ったのよりも軽い感じだった。
胡桃はわりと大きめのかけらで入っていた。
几帳面でしっかり者のつくるお菓子、というたたずまいをしていました。
その日は店の厨房で、まだ小さな子供の相手をしつつ、アップルケーキを作ってた。
それから大徳寺の近くのいつも行く器屋さんへ。
前回一つだけ買った器をもう一つ買い足すのと、やはり以前ここで買った急須を割ってしまったので、その代わりを探しに来たはずが、今回の旅行では骨董市にも骨董屋さんにも行ってないし、買物的なことは何もしてなかったからか、ダンナの物欲が爆裂し、お会計で「えっ」って思うほど、なんだかいろいろ買ってしまった。
私の選んだ急須が一番高かったんだよね。ごめん。
そのあとは大徳寺周辺を散策して、暗くなってきたので最寄りの駅まで歩いている途中に通った新大宮商店街というところで、今度はいよいよ私の買物欲求が炸裂。
といっても、乾物屋で黒豆や栗の甘露煮など、
八百屋で正月用の京野菜、肉屋でカツサンド、漬物屋で千枚漬け、といった、普通のお買い物。
この商店街は普通のお買い物がもの凄く楽しそうだった。いいなー。
そして地下鉄で京都駅に戻って、新幹線に乗った。
新幹線の中で、さっき買ったカツサンドや、その前に買ったおからや湯葉を使ったお惣菜を食べながら帰って来た。
変な旅行だった。