私のことだから、もっと、いかにも「仮店舗」な感じになってしまうだろうと最初から諦めていたんだけど、出来上がってみたら予想外にお店っぽくなった。それでけっこうご機嫌な一週間を過ごしていた訳です。

引いて見るとこんなんで、実は充分「仮」っぽいんだけど。

毎朝自分で鍵を開けて、看板出して、店の中を掃いて、っていうのが、なんとも嬉しい。
が、嬉しいのはそこまでで、あとの時間は、これはもう修行のようなものだったよ。
すぐ脇の通りには溢れんばかりの若者が歩いているのに、なかなかその角を曲がって来てくれる人はいなくて、たまに何だろう、と覗きにくる人がいても、すぐ興味無さげに行ってしまったり。
ただ、地元に住んでいるいらっしゃる方々は興味深く見てくださる方が多く、会期中、2度3度足を運んで下さった方もいた。かばんを複数買って下さった方もいた。
本当に有り難いことです。心よりお礼申し上げます。

丸一週間、一人でお店をやるというのはけっこう疲れましたが、これはクセになる。また何処か場所を探してやりたいと思っています。何処かいい場所ないかな。

またここでやるのもいいんだけど、実はこのギャラリーにはトイレがないことが一番の難点でして、朝は小田急線の上りホームのトイレがきれいだから、そこに行くでしょ。で、お昼ご飯を食べた店で必ずトイレに行く、もしくはお昼を買ったコンビニでトイレを借りる、夕方一回くらい数十メートル離れたところにある、ギャラリーのオーナーのそば屋さんでトイレを借り、帰りはまた駅のホームのトイレに入る。というなんともキビシいトイレ事情。しかし、まぁ、これが手作りかばんを売って生きる女の生き様なのだ、ということで。
夏場で良かったなー、冬は絶対無理だな。